概要

窓。

思い出の中に存在する故人との日々は曖昧な形で記憶の中に棲んでいる。
その不鮮明な面影は自分の目で見た確かなものだったのか、他人の写した写真や動画だったのか、自身との2人だけで過ごした会話や行動を証明できる人間が存在しない。
何層にも重なる記憶の中、表面を破いた奥に映る情景は、窓ガラスの外にある景色を眺めるように触れることができない。
脳裏に浮かぶ彼らの仕草や言動は自身の脳内で合成されたものではなく、本当に存在した記憶なのだろうか。

2025年 3/20(木) 〜 3/25(火) . 12:00〜17:00

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